「デザイナーズアパレル」の魅力解体!①

 「お洒落大好き」でない人は、もしかして…なんか人生損してる?!

 

 

憧れのデザイナーの名前が冠されたブランドの、きらびやかで美しい、上質な服。デザイナーズブランドの洋服にはそんなイメージがあります。

いわゆる“お洒落が大好きな人、服が大好きな人”なら、

Yohji Yamamoto(山本 耀司)の●●、

JEAN PAUL GAULTIER(ジャン・ポール・ゴルチエ)の○○、

Issey Miyake(三宅一生)の■■が欲しい!!

…と、年に2回季節ごとに発表されるコレクションで欲しいものを見つけて、都心のショップに足を運び、お給料と相談しながら手に入れる…というのは、いつも通りの服の買い方かもしれません。

 

だいたいそういう人の購買行動や思考パターンは、このような感じ。けれど、「そこまで私はファッションに詳しくないしなあ」という人もいます。かくいう筆者も、日ごろ最低限キレイにはしていたいと思いますが、そこまでファッションにはこだわりも無く、詳しくもありません。

★「ユニクロ」、「H&M」、「ZARA」でだいたいの服は揃えて済ませちゃう!

★よほどのことが無ければデザイナーズブランドで一流の服を買うことはない

★そもそもデザイナーズブランドの魅力がわからない

★デザイナーズブランドの服屋が近くにあまりそろってないから欲しくならない

★ファッション誌は年に2回くらいしか買わない

しかし、これは実は、こんなにオシャレな服飾文化の発達したこんにちの日本で、「なんかすごーくもったいないことなんじゃないか??」と、時々思うことがあります。お金さえ払えば、一流の服にふれて、一流の服をまとってお洒落を楽しむことが可能な世の中なんですから。

ミラノやパリ、ロンドンで最新コレクションが発表されるファッションショーが開催され、世界のトレンドセッターやセレブやインフルエンサーが集まって最先端の服を競い合って楽しんでいるとか、華やかな芸能人の○○がケイタマルヤマの服やヴィヴィアン・ウエストウッドの衣装を素敵に着用していたとか。

自分とはちょっと遠い世界の話とはいえ…そんな話題を聞くと、なんだか簡単に手に入るファストファッションの服を着て暮らしている自分はものすごく損しているような気にもなります。そう、このままいくと、ちょっとおおげさに言えば、

「一生、わたしは上質な服、デザインに優れた服、一流の服を楽しむことなく、安いファストファッションを身にまとって、死ぬまで暮らしていくつもりなのか…!!??」

ということになってしまうわけです。

これは、人生でお洒落の楽しみをみすみす逃しているということでは?!

「でも具体的には、いったいどこらへんがデザイナーズアパレルの魅力なの?」

と疑問に思う、デザイナーズファッション初心者のために、この記事ではデザイナーズアパレルの魅力を紹介したいと思います。筆者と一緒に、デザイナーがデザインした服について、ファッションデザインの世界について、楽しく勉強しましょう!

 

デザイナーズブランドの洋服の魅力を解体!

魅力①デザイナーズブランドは、デザイナーの個性を思い切り楽しめる

まず、おおまかに言うと、世の中には「ビジネスブランド」と「デザイナーズブランド」という2つのタイプの洋服ブランドがあるそうです。

「ビジネスブランド」は、過去の販売データや今年のトレンドからリサーチして、ある程度販売数が伸びることが予想される服を作る、というマーケティングありきの服飾ブランドのこと。リサーチやマーケティング調査でどんな服を作っていくか決めてから、デザインや洋服開発の企画を立て、デザイナーやパタンナーが服を制作していくという形です。たとえば筆者がよく購入する大手ファストファッションブランドは、このタイプの「ビジネスブランド」です。

それに対し「デザイナーズブランド」は、有名ファッションデザイナー主導でデザインチームを組んで服を作っていくという形。まず、ブランドデザイナーのコンセプト、着想ありきで服を制作していくという感じです。

もちろんYohji Yamamoto(山本 耀司)、Issey Miyake(三宅一生)などはこのデザイナーズブランドの分類に入ります。つまり、そのファッションデザイナー独自の世界を思う存分表現した洋服デザインをしっかり楽しめるのが、「デザイナーズブランド」のよいところ、というわけですね。

「こんな服ならある程度売れる」という予想を立てて服を作るビジネスブランドとは違って、デザイナーズブランドはデザイナーの個性が反映された、きわめて大胆なデザインの服も制作するので、他には無い服が楽しめるんです。

 

魅力②生地の質、縫製の質が段違い。細かいところもこだわって作られている

デザイナーズブランド以外にも、しっかりとした上質な生地を使い、きちんと丁寧な縫製で服を仕立てているアパレルブランドは、もちろんたくさん存在します。それでもデザイナーズブランドのほうがいい、というのは、まず間違いなく「生地の質がいい、縫製の質がいい」という事が多いから、なのです。

一流の服、質のいい服を手に入れたければ、なにはなくともデザイナーズブランドを手に取っておけば間違いないのですね。

デザイナーズブランドは、有名デザイナーの名前を冠し、世界に通用するデザインを目指して作られています。生地の品質、生地の質感、生地の色柄など、細かなところもデザイナーのこだわりが反映されています。そして縫製もしっかりと丁寧に、きちんと仕立てられています。デザイナーズブランドはビジネスブランドより販売価格が高価なので、しっかりした縫製のものでなければ消費者がついてきません。

つまりデザイナーズブランドを選べば、「生地も縫製もきちんとした服」をほぼ間違いなく手に入れられるというところもメリットなのです。

 

「デザイナーズアパレル」の魅力解体!②へ続く!

「デザイナーズアパレル」の魅力解体!①のここまでの内容では、「デザイナーズブランドの洋服のどこがどういう風にいいのか??」というところをご紹介しました。

つづく「デザイナーズアパレル」の魅力解体!②では、

「デザイナーズブランドの洋服を着ることで、着た人にとって具体的にどんなメリットがあるの?」というテーマでデザイナーズブランドの魅力をお伝えします。

デザイナーの手掛けた素晴らしい服を着れば、いまよりも、さらに人生をより良くしていくことができるかも…?

詳しくは、つづく記事を読んでみてくださいね!