ヨガスタジオに初めて行くとき、「動きやすい恰好でお越しください」と言われることが多いかと思います。
でも動きやすい恰好って言われてもジャージやスウェットじゃちょっと行きにくいし、ますます何を着ていけば良いか迷ってしまいそうです。
最初からウェアを揃える必要はありません
初めてスタジオや体験に行くとき服装や持ち物で迷うかと思いますが、最初にお伝えしておくと何もかもを揃えておく必要はありません。
先生がおっしゃる通り、「動きやすい恰好」であれば大丈夫なので、Tシャツに短パンやハーフパンツでも十分なのです。
高価なヨガウェアを揃えても箪笥の肥やしになってしまったという人はたくさんいます。基本的にはまずはヨガをはじめてみて、続けられそうであれば徐々に揃えていくというスタイルで良いと思います。
でも、せっかくやる気をだしたからヨガブランドのウェアもちょっと見てみたい!という気持ちもありますよね。それに、ヨガに特化したウェアを着用することでポーズが取りやすくなったり、集中しやすくなるというメリットもあります。
ヨガ初心者さんがウェアを購入するときに覚えておきたいポイントをご紹介します。
ヨガウェア選びのポイント
楽に動けること
まずは楽に動けるウェアであることが重要です。
蓮華座(パドマーサナ)やあぐらの姿勢になったときにひざ周りが窮屈でないか、股関節の動きが制限されないかチェックしましょう。
また、ボトムスが短パン1枚で、レギンスやスポーツタイツをはかない場合はショーツが見えてしまって集中できないこともあります。
ハーフパンツなら1枚で大丈夫ですが、ショートパンツを履くなら最初はレギンスと合わせた方が安心感があります。
トップスをゆったりしたウェアにするなら肩を大きく回してみましょう。動かしにくいようでしたらヨガには向いていません。
おなかが丸見えにならないか
ヨガの動きの中には、あおむけの姿勢から足を高く上げたり、下向きの犬のポーズ(アドームカシュヴァーナーサナ)(ダウンドッグ)など、うつ伏せの状態から腰の位置を高く上げるポーズなど、日常の動きとは大きく異なる動きもあります。
これらのポーズの際におなかが出てしまったり、ショーツがウエストやヒップ部分からチラ見えしてしまうと、気になって集中力が薄れてしまいます。
ヨガ上級者さんになるとおなかが見えても気にならない人もいらっしゃいますが、最初のうちは裾がまくれてもおなかが見えないようにレギンスはハイウエストのものを選ぶなど工夫したほうが動きや呼吸に意識を向けやすくなるでしょう。
胸元が気にならないこと
プランクポーズやキャットポーズなどのうつ伏せの姿勢になったときに胸元や谷間がチラ見えすることが気になる女性も多くいらっしゃいます。
フィット感が高いスポーツブラを選んだり、胸元の開きが少ないタンクトップやホルターネックにすると視線が気になりにくくなりますよ。
ヨガ用のブラは必要?
ブラはヨガブラや大きく動いてもサポートしてくれるスポーツブラをおすすめします。
ヨガブラはソフトな着用感で、ダイナミックに動いても肩紐が食い込みにくく、サポート力が損なわれないようになっています。
ホットヨガのウェアはどうすればいい?
大量の汗をかくホットヨガ。スタジオ内は湿度も高く、レッスンが終わったあとは全員が滝のような汗をかいています。
動きやすさも重要ですが、汗をかいてもさらっとした肌触りが続くような機能性ウェアを選ぶ人もいます。綿のヨガウェアより洗濯後の乾燥も早いですしね。
ホットヨガ専用のウェアも販売されていますが、やはり最初から揃える必要はないと考えます。
最初はトップスはタンクトップやTシャツ、ボトムスはスポーツタイツ・レギンス、ショートパンツで参加すればスタジオで浮くこともありません。
ヨガウェアを選ぶポイント
ここではヨガウェアのブランドをご紹介しています。
着心地が良いものばかりなので、スタジオだけでなくお休みの日のルームウェアにもぴったりなものばかりですよ。
suria(スリア)
出展: suria ルシィタンク
suria(スリア)は、サンスクリット語で太陽を意味するsurya=スーリヤにちなんでつけられたブランド名。
肌触りがやさしい素材を着心地の良いストレッチ感に仕上げてあり、動きや呼吸のさまたげにならないようにこだわっています。
日本人ヨギ・ヨギーニの声に耳を傾けて、スリアで製造販売している全てのウェア・アイテム・グッズは日本国内、自社で企画・デザインが行われています。
製造は国内と海外の協力工場ですが、質の高いモノづくりを行っていてヨガインストラクターの愛用者さんも多いですよ。
Real Stone(リアルストーン)
Realstone(リアルストーン)は「心地いいをあなたと未来に」をコンセプトに、日本人の体型や希望にあわせたウェアを提案しています。
ナチュラル志向の方も多いヨギ・ヨギーニ向けに、近年は環境に配慮した素材を使用したウェアも積極的に発表しています。
「ONIBEGIE®」シリーズは環境に配慮したエコ素材から作られた合成繊維を天然成分で染めていて、穏やかな色合いが心にも体にも目にも優しいウェアになっています。
日本製のヨガウェアのため、海外生産のものと比べると輸送時のCO2排出量も少なくなっています。国内の地域雇用、地域機活性化ににもつながっているシリーズです。
DANSKIN(ダンスキン)
出展:DANSKIN ALLONGE SLIM ANKLE PANTS
DANSKIN(ダンスキン)は株式会社ゴールドウインが運営するスポーツウェアブランド。
DanceとSkinからつけられたブランド名は、ダンサーの肌をもうひとつの肌のように包むようなウェアを提案したいという思いが込められています。
ヨガ、ダンス、ランなど様々なアクティブライフスタイルウエアやグッズ、バッグなどを幅広く製造していて、機能性とファッション性の高さを両立したスタイルに絶大な人気があります。
NIKE(ナイキ)、addidas(アディダス)、reebok(リーボック)
NIKE(ナイキ)、addidas(アディダス)、reebok(リーボック)などのスポーツブランドにはヨガのイメージがないかもしれませんが、実は非常に機能性の高いウェアが豊富にあります。
ヨガ向けのウェアもありますし、フィットネスジム向けのウェアでもランニングウェアでも軽く全身を動かしやすく、速乾性も兼ね備えていて、ヨガにもホットヨガにも使えます。
ユニクロ、GU、無印良品着用者も多い!
長くヨガをやっている方の中にはヨガブランドこだわらず、ユニクロやGUなどのファストファッションブランドでお気に入りのウェアを揃えている人もいます。
また、普段使いしている無印良品のタンクトップやレギンスで楽しんでいる方も多くいらっしゃいます。
ユニクロ、GU、無印良品なら全国どこででも揃えやすいですね。
気軽にヨガを楽しみましょう!
ヨガウェア選びのポイントと、日本国内で購入しやすいヨガウェアブランドをご紹介してきましたが、最初にお伝えしましたように手持ちのTシャツとショートパンツで大丈夫。
ヨガをはじめて1か月もすれば自分自身にとって本当に必要なウェアがわかってくると思いますので、そこから揃え始めると良いでしょう。
あまり悩まず、まずはスタジオやレッスンにぜひ一歩踏み出してくださいね。