皆さんはスカーフ・ストールにどのような印象をお持ちでしょうか?
素材はシルクで形は正方形。ペイズリー柄でキレイ系の服にピシッとキメる感じ?
こういった伝統的なスカーフはエレガントで素敵なのですが、ちょっと敷居が高く、シルクの取り扱いに気を使うかも。
ストールはウールやカシミアが定番。保温性・吸湿性があり秋・冬の首元をやさしく温めてくれます。
でも、ウールもカシミアもメンテンナンスがちょっと・・・と苦手意識がある方も多いことと思います。
巻き物はいつもの洋服をワンランクアップさせてくれます
通勤にいつも着ていく服はスーツ、ニットやカットソーにパンツ、ひざ丈スカートなどなど、無難なものを選びがちなのではないでしょうか。
お仕事に行くわけなので、シンプルスタイルで十分なのですが、ちょっと雰囲気を変えたいときってありませんか?
そんなときに本当に便利なのがスカーフ・ストールです。
レトロかわいい大判スカーフ
出展:楽天市場
こちらは伝統的な柄のスカーフをカットソー、ニットカーディガン、デニムという普段使いのシンプルスタイルに合わせた例です。
カジュアルな服にあえて定番柄スカーフをあわせることできっちりしすぎない今風のおしゃれができるところがポイントなのですが、これって実はとってもラクチンなおしゃれなんです。
スカーフは大柄なものは一見すると派手なものが多いのですが、巻いてしまえばアクセントになりますし、スカーフが1枚あるだけでパッと華やかになって、さらに現代のおしゃれに欠かせないこなれ感もでていませんか?
万能すぎる大判ストール!
巻き物にも羽織り物にも使える大判ストールは1枚あると本当に便利。
秋の少し肌寒くなってきた時期には薄手の上着代わりになりますし、寒さが和らいできた春先にはジャケットに明るい色の大判ストールを合わせると一気に春めいて気持ちも明るくなります。
出展:楽天市場
こちらは定番中の定番、チェック柄の大判ストールをシンプルなトレンチコートに合わせたコーディネート例です。
トップスもコートもシンプルなワントーンだからこそ、大判ストールの柄が活きていて、顔周りが明るくなっています。
もうひとつおすすめしたい大判ストールのコーディネートを見てみましょう。
出展:楽天市場
こちらは大判ストールを同色でまとめた大人のコーディネート。
落ち着いた柄同士を合わせることでとても落ち着いた印象になります。
暗い色を顔周りに集めてしまうとくすんで見えることもありますが、サッと取り外せる大判ストールならワンポイントとして演出できます。
スカーフ・ストールが与えてくれるメリット
スカーフ・ストールは普段のファッションに必須というアイテムではありません。
だけど、ちょっとだけ興味を持っておけばいろいろなメリットがあるんですよ。
いつもの洋服の着こなしが増えます
スカーフ・ストールがあるだけでいつも着ている服はもちろん、なんとなく着なくなってしまった服まで新鮮な気持ちで着ることができます。
普段よく着ている服は、やはり定番とも言えるシンプルなものが多いのではないでしょうか。だけどシンプルな服って使い勝手が良いだけにマンネリになりやすく飽きるのも早いのではないかと思います。
そんないつものコーデに柄のスカーフや、同色の大判スカーフをぜひ合わせてみて下さい。
印象が変わって新しい洋服のように着ることができるでしょう。
出展:家庭画報.com
こちらはシンプルなカットソーやハイネックに、大判スカーフ&細ベルトを合わせて、ジレっぽくしたコーデ。
ストールの柄を変えれば華やかな印象になりそうですね。
スカーフなら雑誌でよく見るモデルさんのように、ベルトループに通してベルトアレンジするのもかわいいですね。
たった1枚の布ですが、ファッションの幅が広がること間違いなしですよ。
女性の敵!紫外線&冷えから体を守ります
顔は日焼け止めでバッチリ保護していても首はおろそかになりがち。首の後ろは自分では見えないので日焼け止めも塗りにくいですし、襟がある服を着ていてもしっかりカバーするのは難しいものですが、夏でも軽やかなスカーフを巻いていれば首筋までしっかりカバーすることができて日焼け対策になります。
首が温まると体感温度が上がるのだそうです。スカーフを巻いているだけで冷えの感じ方が本当に変わることが実感できると思います。
夏でも冬でもカフェに行くときはバッグに大判ストールを入れておけば冷え対策になりますし、なんといってもおしゃれですよね。
スカーフ・ストールは1枚で何役もこなしてくれる優れものです。
顔が明るく見える。スタイルが良く見える
特に冬場は黒や紺のトップスが多くなる季節ですが、濃い色が顔周りにきてしまうとどうしてもくすんでしまいがちです。
こんな時は明るい色のスカーフを首から胸元に巻けば下から光が当たるようなレフ版効果で顔色が明るく見えます。
また、大判ストールは体型が気になる服にもおすすめ。
かわいい!と思ってメルカリで譲っていただいた洋服が、自分で着てみたら襟ぐりが大きかったとか、ちょっとタイトすぎるかな?などイメージと違ってたということもあると思います。
これらのお悩みもスカーフ・ストールで解決できます。
襟元が気になるならスカーフを巻いてみましょう。さりげなく襟が隠れることで自分でも気になりにくくなりますしお顔回りが華やかになります。
ボディラインは大判ストールを巻いてしまいましょう。
出展:hatsutoki
体型が隠れて目立たなくなりますし、みんなの視線がストールに集まり、おしゃれ度もアップしますよ。
初めてのスカーフ・ストール。選び方を知りたい!
初めてスカーフ・ストールを購入するとき、素材はどれがいい?柄はあった方がいい?逆にない方が良い?など、わからないことだらけだと思います。
おすすめの大きさは?厚さは?
スカーフ・ストールを選ぶとき、わたしたちは柄に目が行きがちですが、大きさと厚さも同じくらい重要です。
大きさは小さなものよりも大きなサイズがおすすめ。
スカーフなら「大判正方形」などと呼ばれる約90㎝四方のものが使いやすいですよ。
ストールも「大判ストール」で200㎝×70㎝など、上半身をすっぽり覆ってくれるサイズがおすすめ。
どちらもこのサイズなら様々なコーデを楽しめます。
ストールの厚さは、厚手すぎるものよりも薄手のものをおすすめします。
冬場の暖かそうな厚手のウールのストール、ファーやベロアもとても女性らしくかわいいのですが、これらは使い方が限定されがちなので、最初の1枚としてはあまり向いていません。
薄手~やや中厚手くらいのものを選ぶと使いやすいと思います。
おすすめの色は?柄は?
スカーフは本当に様々な柄があります。以前はいかにもスカーフの柄!というようなコンサバ感あふれた柄が多かったのですが、近年はシルクにデジタルプリントをした大きな花柄や個性的な柄も溢れています。
スカーフは、気に入った柄があればそれが最初の1枚にふさわしいと言えます。なぜなら、巻いてしまえば柄が見えなくなることが多いから。
ひとつだけ気を付けたいのがスカーフのトーンです。普段来ている服とかけなはれすぎているトーンを選んでしまうと使いにくくなってしまいます。
手持ちの服となじませたいならベージュ、グレー、白などが使いやすいでしょう。
ストールは柄がないシンプルなものがいろいろな洋服に合わせやすいでしょう。
まずは手持ちの服にあわせて、グレー、白、ベージュなどを合わせてみて下さい。いずれもグレーならグレージュ、白ならオフホワイトというようなくすみカラーを選ぶと大人っぽい印象になりますよ。
おすすめの素材は?
スカーフのおすすめ素材はやはりシルク。
シルクは動物性繊維でタンパク質で作られています。だから私たちの肌との相性がとても良く、1度身に着けると化学繊維との違いが本当によくわかると思います。
トゥルンとしたとろみ感もシルクスカーフの魅力です。
最初の1枚はぜひ本物を!
ストールもカシミア、ウールなどの天然素材がおすすめ。
薄くても温かさが違います!
ただ、ウールは人によってはチクチクを感じることもあります。この場合は、カシミアをおすすめします。カシミアストールはインドの山岳地帯カシミール地方のカシミア山羊の産毛だけで作られていて、軽くて薄く手触りはやわらか。とっても温かいですよ。
また、シルクというと光沢があってツルっとした印象ですが、パールのようなツヤはそのままに、リネンをやわらかくしたようなざっくり織りのストールもあります。
ぜひお店でいろいろなスカーフ・ストールを手に取って、お気に入りの1枚を見つけて下さいね。
次回は、天然素材のスカーフ・ストールのお手入れ方法をご紹介します!