40代になると体形も変わってきますし、肌の感じも30代の頃とは違ってきます。
今まで普通に着ていた服が似合わなくなってきたり、パッと見て「かわいい！」と思う服でも、実際に着てみたら自分の良さを引き出せていないと感じることも。
なんとなく今までとは違ってきて自信がなくなる・・・。こういうギャップを意識し始めるのが40代になってすぐかもしれません。

でも大丈夫。40代になると20代30代で経験したことや考え方がファッションの好みにもしっかりと蓄積されています。
自分に似合う洋服をちゃんと取捨選択できるようになっているはずなのに、無理に流行を追いすぎたり、年齢相応と言われている無難な服を選んでしまうと今の自分とのバランスが崩れて「何を着ても似合わない！！」となってしまうのです。
40代特有の悩みに直面したときに、すぐにできるファッションを思いきり楽しむためのヒントをご紹介します。

徹底的なモノトーンコーデが楽しい！

モノトーンを上手にまとめている大人の女性って本当におしゃれに見えますよね。
だけど、いざ自分も真似しようと思ったら、

「なんとなく垢ぬけない」
「シンプルすぎる？」
「モノトーンコーデっていうか地味？」
「モノトーンコーデは暗く見えるから苦手」
など、イメージしていたモノトーンコーデ、シンプルコーデと違うと感じることもあるかも。

上質な黒コーデはメンテナンスされたアイテムを

シンプルコーデ、モノトーンコーデに欠かせないのが黒いファッションアイテムです。
40代女性が黒を着るなら絶対に欲しいのが品の良さです。当たり前のことですが、大人だからこそ細かいところにも気をつけてみましょう。
細かいところと言ってもネックレスやブレスレットなどの小物をやたらに増やすのはNG。まずは手持ちの衣類をチェックしてみて。
ニットに毛玉はついていませんか？サンダルのヒールのダメージ、ブーツにスレはありませんか？？

こちらはダークカラーのシンプルコーデですが、バッグとブーツがしっかりと磨かれているのでとても上品に見えます。
人と変わったことをする必要はありません。お気に入りのファッションアイテムを愛着を持って丁寧にメンテナンスをしておけば、それがあなたのセンスや人柄として光るはずです。

モノトーンコーデはパーソナルカラーを取り入れてみて

よく「白と黒は誰にでも似合う」と言われるのですが、実はそうではありません。
特に気を付けたいのが白！
白いトップスを着たら肌がくすんで見えるという方は、あなたのパーソナルカラーと選んだ「白」があっていないのかもしれません。
 
パーソナルカラーとは、自分に似合う色のこと。
ご自分のパーソナルカラーがわからないときは、ネットでも簡単にチェックできますので気軽に試してみて下さいね。
 
＜ご参考＞WATASHINO パーソナルカラー診断

パーソナルカラー診断による似合う白は、次のようになっています。（診断サービスによって異なる場合もあります）

「シャープな白いシャツを着たらくすんで見える、顔色が悪く見える」という方は、もしかするとアイボリーのような少しだけ黄みがかかった白が似合うかもしれません。

こちらは、白！黒！とシャープなコントラストではなく、トップスとスカートはオフホワイト、バッグとサングラスは黒でまとめたやさしめのモノトーンコーデです。
ボトムスに今流行のマーメイドスカートをさらっと合わせてあって、40代の大人のイエベ春さんとイエベ秋さんに似合いそうなモノトーンコーデですね。

 

こちらはインナーのシャツは少しだけグレーがかったオフホワイトに、黒が強めのグレーのニットワンピースをあわせたモノトーンコーデです。ウエストマークの細いベルトも黒ですね。
バッグとブーツはオフホワイトです。ブルべ夏さんがハマるシンプルなモノトーンコーデですが、ブルべ冬さんの中にも似合う方いらっしゃるかもしれません。

ローゲージニットの野暮ったさを抑えよう

ふわふわニットやボリューミーなローゲージニットは見た目もあたたかく1枚でかわいくキマる冬の定番アイテムです。
ただ、40代女性の場合、着方を間違ってしまうと野暮ったくなったり、着ぶくれしてしまい上半身にボリュームが出すぎてしまうことも。

出展：ZOZOTOWN
こちらはネイビーのローゲージニットが主役のコーデ。40代女性のファッションに欠かせないこなれ感が自然と出て、コーディネートに使いやすいデザインです。インナーに薄手のタートルネックを合わせても良さそうですね。
ボトムスはオフホワイトのパンツになっていて足元はローファーをあわせてあります。バッグは帆布のトートバッグですが、ローファーと同じ黒のレザーバッグにすると一気にお出かけ感が出ます。

 
ニットはビッグシルエットのゆるふわオーバーサイズですが、ほっこりしすぎておらず、どこか大人の余裕を感じるのではないでしょうか？
その理由は視覚に入ってくるネイビーカラーにもあるのですが、パンツが切りっぱなしになっているところや、素足のチラ見せ、そして黒いローファーで全体を引き締めるなど、ゆるふわに徹するのではなくシャープな部分を残しているディテールにあります。
 
40代女性がボリュームのあるニットを選ぶときは、ふんわりした甘めの雰囲気でまとめるのではなく、ジャケットを合わせたり小物使いでどこかにシャープさを出すとスッキリ見えますよ。
 

着心地の良さを追求するのもおすすめ♪

「あれ？この服、着心地が良いかも」と思ったら、ぜひ洗濯表示タグをチェックして生地や混紡の割合を確認してみて下さい。自分にとってどんな生地が着心地が良いのかがさらにわかってきますよ。

出展：bodyhints

例えば、肌触りが良い「シルク」はインナー、ブラウス、シャツなどで1年中心地良く楽しめます。
最近よく見かける再生繊維の「レーヨン」はシルクのような光沢のある素材です。比較的に肌にやさしく、シルクよりも安価でシルクライクなしっとりとした質感があります。

出展：ONWARD CROSSET

冬の寒い季節に活躍するのがウール、アルパカ、カシミヤなどの天然繊維です。
やわらかくポカポカと体をあたためてくれる保温性と、吸湿性・放湿性にも優れているため、体温を上手にキープしてくれます。

ただ、ウール、アルパカはチクチクが気になる人もいます。
冬にウールやアルパカのニットやカーディガンを楽しみたいけど、チクチクして首回りがかゆくなる場合は、インナーにコットンやシルクなどの極薄手のハイネックを着てみて下さい。ニット類が肌に直接触れることを抑えてくれるので着心地も良く、温かく過ごすことができます。

40代の大人になった今だからこそ、着心地の良さ、質の高さにも着目してみて下さい。
ちょっとしたこだわりが、また新しい自分の好みを作ってくれるはずです。