クローゼットを開けて、さぁ今日はどの服を着よう?とワードローブを見渡してみると、白、オフホワイト、黒、茶、グレー、ベージュ、ネイビー、カーキなどのベーシックカラーがほとんどという人も多いのではないでしょうか?
ベーシックカラーにちょっと飽きたら洋服に色を加えてみましょう。
気がついたら白・黒のアイテムが増えてない?
トップスはとりあえず白、パンツは黒。
これだけでもファッションが決まるくらい白い服・黒い服にはおさまりの良さがあります。
同系色でも素材によって印象が変わります。
シルクやポリエステルのような光沢のあるトップスには上品で洗練されますし、カジュアルなTシャツでも白Tなら清潔感も演出できます。
黒コーデには部屋着のままでも街に飛び出せるくらい万能ですね。
それにスタイリッシュなスマホ、スマートウォッチなどのガジェットとの相性の良さはいかにも都会的で、好んでスタイルに取り入れたくなります。
しかし、白・黒は似合わない人はいないのではないかと思うくらい誰にでも着やすいのですが、着やすいからこそ無難な印象にまとまってしまうことも多いものです。
なぜ人はベーシックカラーを選んでしまうの?
ベーシックな色の服のメリットは、コーディネートに困らないということでしょう。
色そのものに主張がないのでインナーとアウター、トップスとボトムスなどの組み合わせも迷いにくいですし、帽子やマフラーなどの小物もサッと決まります。
また、服には様々な形や素材がありますが、構成が多少ちぐはぐでも色が落ち着いていれば目立ちにくいというありがたさもあります。
ベーシックな色のもつイメージには「地味」という言葉も当てはまります。
日本人は悪目立ちを嫌うので、地味な服で無難にまとめておきたいという心理もあるでしょう。
「和」や「調和」を求める日本人だからこそ、ベーシックが好まれるのかもしれませんね。
ワードローブに色を取り入れるメリット
少し前まではカラフルなアウトドアウェアをタウンウェアとして楽しむファッションも流行っていましたが見かける機会が減っているように感じます。
好んでベーシックな服をチョイスするベーシックを極めているようなファッション好きな方もいらっしゃいますが、ここではワードローブにきれい色を取り入れることをご提案します。
気持ちが高揚する!
明るい色の服と幸福感には相互関係のようなものがあることは昔から言われていますが、自分でもそう感じたことがある人はいらっしゃるのではないでしょうか。
気持ちを明るくするためにネオンカラーを取り入れましょうということではありませんが、忍者のような上下真っ黒ファッションよりも(これも素敵ですが)、自分自身を表現できるような大好きな色を身に着けるほうが幸福感につながると感じませんか?
それはお気に入りの本を読む、音楽を聴く、大好きな人と心地よい空間で過ごす、公園で緑に囲まれるなどの、好きなものをひとつずつ選ぶ行為と似ています。
ベーシックにとらわれずに「好きな色」を選んで、この時代に生きていることを謳歌しましょう!
自分の希望に敏感になれる
ベーシックだから、無難に決まるからという理由で服を選ぶのではなく、「今日わたしはこの色の服を着たいから」という明確な目的で選ぶことは自分の意思を表に出す表現行為です。
ファッションに取り入れる色を選ぶことで、「本当の自分はこうありたかったんだ」と発見を得ることができるはずです。
自分の希望に敏感になって今日1日を楽しみましょう!
どんな色の服がおすすめ?
着たい色の服を着ればいいんだよ!と言われても、それが難しいんですよね。
色選びのポイントとして、連想されるイメージを活用するという方法があります。
色には「もともと持っているイメージ」があり、どう見られたいかでコーディネートを決めるというやり方です。
色から連想されるイメージで服を選ぶ
色にはそれぞれが持っている印象や感覚があり、その色を見ると私たち人間は自然とその印象を受けることがわかっています。
赤:情熱的、アクティブ、興奮、力強さ
オレンジ:活発、ポジティブ、にぎやか、ほがらか
ピンク:かわいさ、やさしさ、キュート
黄色:好奇心、エネルギー、希望、軽やか、光
緑:穏やか、ナチュラル、バランス、リフレッシュ
青:クール、さわやか、冷静、落ち着き
紫:上品、ミステリアス、優雅、気品、ロマン
など
たとえば彼女と遊園地デートするならトップスをアレンジすると元気いっぱいの印象になり、遊園地デートをとても楽しみにしていた気持ちも伝わるのではないでしょうか。
街でカフェ巡りをするならラベンダーカラーのワンピースもかわいいですね。色を取り入れながらも落ち着いたカフェに馴染みが良く、おしゃれ上級者になれます。
座っている時間が長いカフェで目立つのはボトムスよりもトップスです。落ち着いたカフェだからこそトップスにはっきりした色合いをもってくるのも素敵です。
赤いトップスはあなたをカフェ慣れしているアクティブな人に見せてくれますし、青ならクールで洗練された印象に仕上げてくれます。
トップスだけ、ボトムスだけに色を取り入れる
ファッションに色を取り入れるのに少し抵抗があるなら、トップスは柄ものにしてロングスカートを落ち着いた色にする、男性ならボトムスはいつもの黒パンツにしてトップスを派手めのTシャツにするなど、部分的に色や柄を取り入れるのも効果的。
始めやすい方法だけど着こなしとしてもとてもおしゃれ!
Instagramを参考にする
InstagramやTikTokは色を上手にファッションに昇華させている一般の人の投稿であふれています。
いつもの着こなしを街で撮影しているショットも多いので、奇抜すぎず今すぐ真似できるアイディアもたくさんみつかりますよ。
遠くからでも目立つファッション要素は「色」
あなたが友人と待ち合わせをしたときや、初めて人と会ったときなど、その人のファッションのどこに目がいきますか?
一般的には最初は色、次に形、かなり近寄った段階で素材が目に入ると言われています。
色は遠くからでもパッと目に入りますが、形や素材感は会話できるくらいの距離まで近づかないとわからないものなのかもしれませんね。
色はあなたの 第一印象を大きく左右する大事な要素。
次の休日には街に出てファッションチェックを楽しんでみませんか?