ジェーン・バーキンが愛したデニムが2022年のパリコレに登場!

2022年のパリコレ春夏のファッションショーでは、2000年代風のミニスカートやミニワンピースが登場しています。
また、デニムアイテムも人気で、カジュアルすぎない「きちんと感」のあるものが主流となっています。
この記事では、2022年のパリコレから春夏のファッションの動向と、往年の映画女優として知られるジェーン・バーキンが好んではいていたデニムについてお伝えします。

2022年のパリコレ春夏のファッションの傾向

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2022年の春夏のファッションの傾向は、ロング丈主流のファッションから2000年代風のミニスカートやミニワンピースが多く見られるようになりました。
レトロ感を残しながらも活動しやすいように、スカートのフォルムは台形のシルエットで、足さばきのよさそうなデザインが目立ちます。
また、ここ数年流行ったふんわりとした「ゆるかわ」ファッションから「スリムでキュート」なファッションへと、シフト傾向にあるようです。

Y2Kファッションは大人女子にも人気

今から約20年前の2000年頃に流行したファッションが、いわゆる「Z世代」(1990年代半ば~2000年代終わりに生まれた世代)に支持されています。
例えば、パリス・ヒルトンやポップスターのブリトニー・スピアーズなどのミニのワンピースや厚底の靴などです。
トップブランドも、2022年春夏コレクションでZ世代向けにファッションを提案しました。
「健康的な肌見せ」がキーワードとも言え、ワンピースに入った深いスリットや、ミニスカート、ショートパンツを2022年春コレクションでZ世代に向けて発信しています。
このY2Kファッションは、実は大人女子にも人気で、おしゃれに敏感な人たちは、ミニスカートやショートパンツを、すでにファッションに取り入れています。

デニム人気は右肩上がり

デニムアイテムも2022年のパリコレ春夏のファッションショーに多く登場していますが、もはや作業着といったイメージは全くなく、「きちんと感」があるスタイルが主流です。
例えば、ジャケットとパンツ、ジャケットとミディ丈スカートなどのセットアップです。
かつて、デニム×デニムは野暮ったいイメージでしたが、今期のファッションを見る限り、デニムファッションはかなり格上げされたように思われます。
デニムにはスニーカーを合わせてしまいがちですが、ヒールやサンダルを合わせるのが、今風のスタイルアップのコツです。
また、これまで主流だったスキニーパンツは姿を消しつつあり、ワイドレッグやローウエストのスタイルへと移行しています。

サステナブルファッションとしてのデニム

サステナブルとは、「持続可能な」という意味です。
近年では住宅などに「サステナブル住宅」という代々にわたって使える仕様の住宅への取り組みが提案されていますが、ファッション業界でも持続可能なファッションを提案しています。
例えば、ペットボトルを再生して再生ポリエステルとしてよみがえらせたり、動物の毛皮を使用せずにエコファーやエコレザーの開発に力を入れるなど様々な取り組みが実施されています。
古着を購入して楽しむのもサステナブルファッションですが、その最たるものがデニムです。
100年前のデニムをパッチワーク風に縫い合わせて今風のアイテムに作り上げるなど、デニムのサステナブルファッションを取り扱っているブランドが増えています。またバッグなどにリメイクして商品化する職人業的なアイテムも人気です。

ジェーン・バーキンとデニム

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そしてそのデニムを着こなした代表的な女優の一人がジェーン・バーキンです。彼女は1960年代から2000年代に活躍した女優であり、「ナック」や「欲望」などの作品に出演しました。また歌手としての功績も残しており、日本のTVドラマの主題曲にもなった「無造作紳士」など様々なヒット曲を世に出しています。
日本とも交流が深く、2011年の東日本大震災の際には、いち早く来日して、震災復興支援コンサートを日本人のアーティストと共に行いました。
ジェーン・バーキンは、リメイク風のデニムを好んで履いており、白いTシャツにデニムパンツ、赤い靴を着こなすスタイルはパリジェンヌの定番となっています。
彼女は、ボーダーのTシャツにホワイトデニムもカッコよくはいていましたが、そのデニムコーデに合わせたのが、カゴバッグでした。

エルメス社の社長とジェーン・バーキンが飛行機で偶然にも隣り合わせになったのがきっかけで、エルメスの「バーキン」が生まれたと言われています。
社長は、隣の席でジェーン・バーキンが何でもかごに入れているのを見て、何でも入れられるバッグをエルメスの「バーキン」という名前で彼女にプレゼントしたのが「バーキン」の由来とされています。

シンプルで清楚なファッションは永遠のテーマ

時代と共にファッションは変化しますが、いつの時代も白いTシャツにデニムの清楚なファッションは、女性にとって永遠のテーマかもしれません。
清楚感が出したいときに迷った時は、白を選ぶのが正解で、年齢にかかわらず清楚な雰囲気を作り上げてくれます。
しかし、清楚系コーデは決して手抜きコーデではありません。
シャツの袖口をさりげなくロールアップしたり、華奢なネックレスやピアスで繊細さをアピールするなど、着こなしにオリジナリティを出すことが大事です。
またシンプルで清楚な装いは、アクセサリーだけでなく、ヘアスタイルやメイク、ネイルなどもトータルで考えていく必要があります。
最後の決め手は「笑顔をチョイス」することです。
「笑顔は女の子にとって最高のお化粧」と、2021年に75歳を迎えたジェーン・バーキンは言っています。
あまり話すことがなくても、笑顔を意識して人に接していると、好印象を与えるものです。

2022年春夏シーズンのトレンドカラー

ファッションを着こなすためには、全身のアイテムを考えることが大事ですが、その上ではカラーをのバランスを考えることも重要になってきます。そこで、2020年に流行すると予測される色合いについてご紹介します。

2022年春夏シーズンは、ケリーグリーン、ブライトオレンジ、コットンキャンディブルー、クリームイエロー、パウダーピンクがトレンドカラーと言われています。これらをファッションアイテムを購入する際のヒントにして下さい。

・ケリーグリーン
鮮やかで深みのあるレトロクラシックなケリーグリーンは、コートなど広い面積に取り入れるのがおすすめです。
ディオールや、ヴァレンティノも、このカラーを取り入れています。

・ブライトオレンジ
エネルギッシュでビビッドなブライトオレンジは、春夏の本命カラーとして話題を集めています。
全体をブライトオレンジで統一するのではなく、スカートやバッグなどに投入するだけで、一気に今風のオシャレ感がでます。

・コットンキャンディブルー
透明感のあるコットンキャンディブルーは、春夏らしい爽やかさが演出できます。
人気ブランドのミュウミュウやポール スミス、ロエベなどがそれぞれ発表しています。

・クリームイエロー
卵の黄身を連想させるクリームイエローは、優しさを感じさせるカラーです。
春のジャケットやカーディガンにこの色を使うと、女性らしさがアピールできます。
ジル・サンダー、クレージュ、マックスマーラなどが、このカラーを取り入れています。

・パウダーピンク
春は、淡いトーンのピンクが主流になります。
大人の女性にはフェンディやプラダなどが、若い女性にはブルマリンなどを提案しています。

・モノトーン
季節を問わず人気のモノトーンは、2022年春夏シーズンも人気のカラーです。
シャネルやバルマンが発表しています。

デニムとカラーを着こなして、ファッションを極めましょう!

2022年春夏のファッションショーでは、Y2Kファッションと共に、多くの場面でデニムが登場しています。
デニムはカジュアルな装いだけでなく、クチュール(注文)仕立ての装いに人気が集まっています。
ヒールとも相性の良いデニムファッションが次々と発表され、デニムトレンド時代に突入した感があります。
2022年のトレンドカラーを取り入れた、デニムファッションを楽しみましょう。