「自分は関係ない」とは言えない環境問題
地球温暖化・気候変動、希少な野生動物の絶滅、膨大なゴミの処理問題、大気汚染・土壌汚染・海洋汚染…。
私達人間が、身勝手に自然環境に手を加え続けてきた結果、いまや自分たちの住処すら危うくしている現実があります。
今を生きる私達は、自分たちの子供や孫が年を取り、そしてその次の世代が生まれ、育まれ、この先も人間の営みが変わらず安泰に持続していくことを、うたがいなく確信できるでしょうか?
「まあ、なんとかなるんじゃない?きっと大丈夫じゃない?」と真剣にとらえていない人。
「自分は関係ない、子も孫もいないから」と発言してはばからない人。
「いつか来る未来のために、できることを地球環境のために少しずつやっていこう」と考える人。
皆さまざまな考えを持っていますが、DOW?は、こう考えています。
今、誰もが、ほかでもない自分自身の問題としてとらえ、真剣に向き合わなくては、「来たる未来」は危ういのではないでしょうか。
コーポレートサスティナビリティとは
「サスティナビリティ(※サスティナビリティ=持続可能性。地球環境・社会全体の持続可能性を指す)」という言葉は日本社会にも十分に広まりました。
では、コーポレートサスティナビリティ(Corporate Sustainability)という言葉をご存知でしょうか?近年、英語圏でさかんに使われるようになりました。
コーポレートサスティナビリティとは、企業が活動する上で、我々の生きる社会と地球環境に与える影響を自覚し、その一員として責任と義務を果たしながらも、事業活動による経済的利益の追求・ビジネスにおける発展を、積極的に両立させていこう!という意味合いの言葉です。
この言葉には、「持続可能な社会を得るためには、つらくても何かを我慢し、削減して耐え忍ばなくてはならない」というような、マイナスのベクトルの発想はありません。
非常にポジティブで、人間の築いてきた近代社会と経済活動を肯定しながらも、未来のために企業がリーダーシップを採って、来たる未来のためしっかりと環境問題に取り組もう、という前向きな言葉です。
もちろん、現在の事業活動と長期的な企業戦略は「社会と地球環境によい影響をもたらすようなもの」でなくてはコーポレートサスティナビリティに則しているとは言えません。
じつは私たちDOW?も、コーポレートサスティナビリティの発想を原点としてビジネスを展開しています。